子どもたちのことを真剣に考えましょう。

<< 「子ども手当」研究 | main | 塾に出来ること… >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | | - | - |
若き塾の日々〜369〜
非行との戦いの日々 
当時、私たちは塾生が新学年になるときに面接をすることにしていた。
当然のことながら、私はOHSを担当することになった。
一時期、「塾を辞める」と言っていたOHSも、両親にそれだけは言われたようで、
休むことなく、塾には通っていた。

「お前、前に言っていたことは片が付いたのか? 中2は三学期に高校を決める大きなテストがある学年だから
 1年とは違うぞ! 心を入れ替えて、頑張らなくちゃ、お前の未来は開けないぞ! 大丈夫か?」
「話はそれだけですか?」とOHSは私の話を遮った。
「お前、まるで不良みたいな言い方じゃないか? どうしたんだ? 何があったんだ」
「先生、じゃあお願いがあるから聞いてくれよ。俺をクビにしてくれないかなあ。塾にとってもその方が良いと思
 うよ。中学を卒業したら、今の家から出ていっても良いんだけど、今は行くところがないから、家にいるしかな
 い。塾は辞めさせないって言ってる親の言うことを聞くしかねえんだ。勉強なんてもうたくさんだ」

もうまともな話は出来ないと私は感じた。
今のOHSには何を言っても、通じる言葉はないように感じた。
彼の身に起こったことを何も知らない私は、ただただ静観するしかなかった。
「良いか、今のお前は先々の事を考えられない心理状態になっている。このまま行ったら、絶対に後悔をする
 ことになる。そのときに気づいても戻れない道だってある。少し冷静になれ! そして逃げないで真正面から
 自分や家族のことをしっかり考えろ! いいか、俺の言うことを良く聞け! しっかり考えろ!」
私はOHSにそういうのがやっとだった。
「お母さんと約束したので、お前をクビにすることはしない。お前が昔のお前に戻るまで、俺は頑張るつもりだ。
 今のお前だったら、十分元に戻ると俺は信じている。お前をクビにするときは、俺の中でお前が元には戻らな
 いと感じたときだ。そう感じたら、もう俺はお前がどういう方向に走り出そうが止めるつもりはない。しかし、そ
 れがどんな愚かなことか、お前にはわかっているはずだ」

ほんの2ヶ月の間の出来事だった。
そのOHSの変わり方に、私は大きなショックを受けた。
こうも短期間の間に、大きく変わってしまうのかととにかく驚いてしまった。
子どもの心は壊れやすい薄いガラスのようだとこのときに私は実感した。
何がOHSをあそこまで変えてしまったのか、私にはわからなかった。
理解できたのは、短期間で信じられないほど大きく変わってしまったこと。
そしてそれを元に戻すことは大変な労力と時間を要すこと。
そして心に誓ったのは、中途半端な気持ちでOHSとは向き合わないこと。
何の結論も導き出さずに彼を放棄することは絶対にしないこと。

しかし、正直これからどう動いて良いのかわからなかった。
自分の塾屋としての力量が試されているように気もしていた。
                                                       (つづく)

関連記事 塾の本棚

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お 願 い 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
このブログは「人気blogランキング」・「にほんブログ村」に参加しています。記事を読んで、
「同感!」「役に立った!」「良かった!」と感じた方、応援お願いします!!

『人気blogランキング』はここ!   『にほんブログ村』はここ!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
| とよ爺 | わが塾 | 00:13 | comments(0) | trackbacks(0) |
スポンサーサイト
| スポンサードリンク | - | 00:13 | - | - |









http://toyojie.jugem.jp/trackback/3490
CALENDAR
SMTWTFS
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< September 2018 >>
SPONSORED LINKS
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
LINKS
PROFILE
このページの先頭へ