子どもたちのことを真剣に考えましょう。

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若き塾の日々〜224〜
塩っぱい醤油ラーメン
RYO君の初日は算数から始まった。
遅れているというので、他の5年生が通塾してくる1時間前に来るように指示していた。

「お願いします」、この間、聞いた明るい声でRYOは塾にやってきた。
「よお、こんにちは。さあ授業を始めようか。どれくらいからわからなくなった? とにかくこれから先
 計算ができないと困るから、計算を中心に教えてあげようと先生は思ってるんだ。足し算、引き算、かけ
 算、割り算、どれが一番、わからない?」と私はとりあえず聞いてみた。
本人が首を傾げていたので、一年の分野から、ひとつひとつやらせてみたのだが、
とにかく一年生の分野はOK、しかし二年生の分野はもうダメだった。
特にかけ算は壊滅的、九九もまともに言えない状況だった。

その日の最初の授業は九九の音読から始まった。
私について、紙を見ながら、声を出して言う練習だ。
最後の方で、私についてではなく、一人で言わせようとしたがやはりそれは無理だった。
「いくら時間がかかっても良いから…」とお母さんに言われていたので、
その日の補習は1時間ずっと、九九の音読をした。

じばらくすると正規の子どもたちが通塾してきた。
しかし、小5のクラスはRYOを入れても3人きり、和やかにやろうと思っていた。
チック症は精神的なものが大きいと私は事前に勉強していた。
ゆえに緊張感を持たせるのが一番悪いと考え、クラスもたった3人なのでビシビシ教えると言うのではなく、
少々賑やかでも良いので、生徒たちと会話をしながら、教えていこうと思っていた。

3人の最初の授業はそれぞれを紹介してから始めようと思った。
しかし、他の二人はRYOの事を知っていた。
「お前、この塾来たの? 勉強しに? ここは5年生の勉強してんだぞ! お前にわかるのか?」
子どもは残酷なものである。
RYOの顔がみるみる曇って行くのが私にもよくわかった。
「おい、そんなこと言うなよ。これから仲良く一緒にやっていこうぜ! 同じ5年生なんだから…」
「先生、こいつには無理だと思うよ。僕たちと同じ勉強なんてできるわけないよ」
「まあ、いいからとにかく始めよう!」と私は言葉を切って始めることにした。
やはり心配したとおり、授業内容はさっぱり理解できていないようだった。
しかしそれは最初からわかっていたこと、本人も十分承知している。
私もある意味、ほかの二人を中心に授業をした。
RYO君には悪いとは思ったが、やはり彼のペースで授業をするわけにはいかない。
彼を結局、それが追い込んでしまったのかもしれない。
つぎの授業の時に恐れていたことが起こってしまった。
                                                     (つづく)

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