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若き塾の日々〜109〜
夏期講習:サンシャイン勉強法
夏期講習期間中のある日、ひとりの父母が夫婦揃って塾に見えられた。
当然、何の用事も前触れもなく、塾に見えられた。
手には菓子折のようなものを持っておられ、「旅行の土産です」とそれを手渡ししていただいた。
「有り難うございます」と私は咄嗟に答え、深々と頭を下げた。
「先生、教室の中を拝見させてもらって良いですか」とご両親は言われた。
ちょうど中休みの時だったので、生徒は教室におらず、差し支えなかったので、
「どうぞ、どうぞ」とお二人を教室に招き入れ、いろいろと説明をしようと思った。

その時である。
お二人は教室に入るなり、つかつかとつり下げられている追試のひとつの所に歩いていかれ、
「これだな」と言って、手にとってふたりでニコニコと微笑みながらそれを見ている。
「何か?」、私も事情が分からなかったので、尋ねてみると、
「これが彼の自慢でね」とお父さんがうれしそうに私に言葉を返してくれた。
その追試の主は前にこのシリーズに取り上げた「学年トップを狙え!」に出てくるTGだった。
彼は「どうしても追試を自分にもやらせてくれ」と私にせがんだ生徒だった。

「私はね、本当にうれしかったんですよ。家の子どもは勉強はそこそこできるのですが、人間関係が苦手で
 実はそこに大きなコンプレックスを持っているんですよ。親から見れば、確かに勉強も大切ですが、
 そんなものは社会に入れば、小さな要素に過ぎません。人に幸福や喜びを感じさせるのはやっぱり人だと
 私は思うんです。昨日、うちに帰ってきたら、いろいろな色を使って、プリントみたいなものを作って
 いるんです。『それは何?』って聞いたら、友達にそれを使って勉強を教えるんだって言うじゃないですか
 先生はまだ独身だから、分からないと思いますが、それは親としたら、すごくうれしいもんなんですよ」
お父さんは一気にそれを話した。
お父さん、お母さんの表情から、私にも熱いものが伝わってきた。
私はいま二人の子供を持つ身であるが、その時のお父さんの気持ちが痛いほどよく分かる。
子供が成長しているなと実感できる瞬間だったのだろう。
その追試の束が、そんな熱いものをTGのご両親に物語っていたのだろう。

親にとって、子供の成長が実感できるほどうれしいことはない。
しかし自分が親になって始めて分かったことだが、そういう瞬間は非常に少ないものだ。
成長が著しい幼児期にはわりと頻繁にあることなのかも知れないが、
学校に行き始めて、年齢が上がって来れば来るほどそういう実感は少なくなるのだろう。
私はそんな貴重な瞬間をTGのご両親と共に経験した。
今の私の子育ての中で、このご夫婦のこの瞬間の出来事が大きな糧となっていることは間違いない。
                                                        (つづく)

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