子どもたちのことを真剣に考えましょう。

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塾の起源〜明道館

童門冬二さんの「私塾の研究」から、明道館の改革の真髄がわかる部分を抜粋しよう。

「改革の根本をどう考えるか?」と尋ねる慶永に佐内はこう答えた。

「政教一致でございます」

「政教一致とは?」

「政治に役立つ実学を教えるということでございます。現在の明道館では、まったく役立たぬ

空理空論ばかりが教えられています。学生たちがああいう風になるのは無理がありません」

「具体的には?」

「まず、教えるに足る人材を発見することでございます。続いては、その人材を育てることで

ございます。第三には、その人材に正しい政治技術を授けることでございます。そして第四は、

そういう人材を枢要なポストにつけて活用することでございます。現在の明道館の状況は、教

官たちが器量が小さいため、才能ある人材が発見できない。また、学問に自信がないものだか

ら、学生たちの行いの小さいことを問題にして、ああでもない、こうでもないと注意したり罰

したりしております。自分に迎合する者を好み、教官に反論したり、議論を吹っかける者を次

々と退けております。この三つの悪弊を除かなければ到底人材は発見されないし、育てること

もできないでしょう」

 

私たちの教室運営に照らしても同じことが言えるのではないかと私は思う。

どうして生徒が集まってこないか、成績が上昇させることができないかなど、塾をやっている

といろいろな壁に突き当たるものである。

多くの者はシステムや教材などを変えてみたり、生徒管理を厳しくしたりするのだが、それで

効果が出るのだろうか?

佐内が慶永に話していることはものを教えるうえでの本質であり、第一義に来なければならな

いものである。

私も多くの私学の教諭の皆さんとのお付き合いがあるのだが、例外なく生徒に人気があり、大

学進学実績をしっかりと出す先生は多くの勉強を普段からして、自分自身のすべてにおいて疑

問を感じ、常に改善をしているという共通点がある。

お恥ずかしいが私がいた塾の講師たちを見るに、一応はいろいろな意見を言うのだが、一番の

私の言う基本ができていない者が多い。もちろん私の塾以外の同業者たちも同じようなものな

のだが、佐内が言っていることは学校でも塾でも全くぶれなく現在も同じことである。

それを理解していない輩がここ最近は本当に増えた。

塾をやっている者などそんなに高級な人種ではないのだが、昔の塾屋たちはいわゆるドロップ

アウトしたアウトローが多く、その分、ポテンシャルもあった。

今の若い先生たちは昔の塾屋になった根本的な学力がない。ゆえに業界のレベルはおどろしい

勢いで落ちていると言っても過言ではない。

 

塾を繫栄させるにはまずは内部教育を徹底することが最初である。

もちろんそれはマニュアルを作り、徹底させることではない。

外食産業やショップではなく、扱っているのは子供たちの教育なのである。

世の親たちも子供たち本人も、そういうことにそのうち気づくに決まっている。

人気のある先生、人気のある塾の人材を持ていると、その勉強量の多さに驚くことが多い。

塾屋のプロだったら、勉強することから逃げてはならない。

塾の歴史を学ぶことなど、私に言わせればまず最初にやらなければならないことではないかと

思っている。

| とよ爺 | 学習塾 | 10:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
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