子どもたちのことを真剣に考えましょう。

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迷い

前項に続く。

私は目の前にいる相談者に今まであってきた塾屋さんたちと共通する部分を感じていた。

しかし、今まではこれまで記事に書いてきたようなことを話しても、勉強するような人は

皆無だった。

そういう雰囲気を感じさせるものをその人も持っていた。

 

いちはやく話を終えて、私はその場を出たかった。

「はい、はい」「よくわかります」と返事はするのだが、わかっていない者に供する部分

を数多く私その人に発見していた。

私はプロの塾屋である、そういう人間観察には長けている。

「最後は決めるのはあなたですよね。私がそれを決定づけることなんかできません。それ

ができるとしたらあなたと運命を共にする人だけです。そういう結論を他人にゆだねるの

は卑怯な行いです。私には頑張ってくださいとしか言えません」

 

その相談者は、相談とは名ばかりで、私からいろいろな案を引き出そうとしていた。

相談というのは自分の状況を説明し、心情を吐露してもらえなければ何のアドバイスもで

きない。

その人は自分の都合で他人の貴重な時間を無駄遣いさせているだけである。

私にとって失礼だとしか言いようがない。そればかりか、間に入り、私を紹介した人も裏

切ることになる。

こういう基本ができていない人間に成功があるとは思えない。

自己中心的な人間に成功などありえない。

 

実はそういう人間は後を絶たない。

いやむしろ増えてきたような感じがする。

教え子の中にもそういう人間がいて、困ったときには相談に来るが、頼み事だけして、後

は何の報告がない人間がいる。私はそういう人間は切ることにしている。

露骨にいうことはしないが、私の人生の残された時間は多くはない。ゆえにそういう人間

とはかかわりたくはないのである。

 

「わかりました。冷たいんですね。私はとよ爺先生から、ヒントをいただきたかったんで

す。若い同業者の味方だと聞いていましたんで。時間の無駄だったようですね」

誘われたお願いされたのは私の方なのに私は逆に無駄だったと言われてしまった。

腹も立たなかったが、逆に最後のその言葉で相手の今後が心配になってしまった。

「すべては神のみぞ知る、神はどんな小さな努力でも逃さない。小さなことでもできるこ

とからやろう!」

私もそんな時代があった。

私は心の中でその人にこの言葉を贈った。そして、別れて初めて、「頑張ってほしい」と

都会の人ごみの中、感じたりしていた。

| とよ爺 | 学習塾 | 11:17 | comments(0) | trackbacks(0) |
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