子どもたちのことを真剣に考えましょう。

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塾屋の顛末

先日、私は三稿ほど「身上相談」という記事をアップしたのだが、その記事に対して以下の

ようなコメントがあった。

「とよ爺先生、いつも楽しみにブログを拝見しています。実は私も個人塾を経営しています。

先日、アップされた「身上相談」という記事なのですが、私の塾も相手の方と同じような塾

で、少子化と不況に悩みながら、何とかやっています。こういう思いをしても、なぜ続けて

いるのかと言えば、私はこの仕事が好きで楽しいからです。私も自分のやり方を否定して、

続けていくつもりはありません。ゆえにその方も納得して、お辞めになると思います。それ

で良いのではないかと思います。時代とは無慈悲なものです。どんなに良いものでも、それ

を打ち消してしまいます。私もこれからどうしていくか、あの記事でいろいろ考えました。

おそらく私も相談者の方と同じ結論を出すと思っています。……」

 

世の塾屋にはこういう人が多いのではないかと思う。私は45年に及ぶ自分の塾屋人生の中で

こういう人を数多く見てきた。そのほとんどが個人塾を経営する方々で、このようなやめ方

廃業の仕方を許される人たちだった。従業員を抱えている方々は、自分の意に反しても、従

業員のためにいろいろな手を打っていたが、それでもダメな方もいた。

私が言いたいのは、その時の個々の状況ですべてことが違ってくる場合もある。

ゆえに記事にした方とこのコメントをくれた方の状況は違うのだし、このコメントの方はそ

れなりの努力をしているかもしれない。

私が相談を受けた者は私に言わせれば集中力も切れ、投げやりになっていた部分があるよう

な気がした。

要するに自分自身のやり方にも嫌気がさし、ギブアップしてしまった感があった。

そういうことも少し差異があるような感じがする。

 

しかし、このコメントで言えば、私は次の言葉に引っかかった。

「時代とは無慈悲なものです。どんなに良いものでも、それを打ち消してしまいます。」と

いう部分である。

果たしてそうなのだろうか?

私は時代とは常により良いものを求めていると思っている。

確かに良いものなのだろうが、より良いと周りが感じたものにはそれは敵わない。

いくら良いものでも常により良いものに改良していかなければならない。

それをしなければ、サービス業は成り立っていかない。

塾はサービス業であり、そのサービスに人々はお金を払うのである。

それを無視してやっていくのは、やっている側の思い上がり以外の何物でもないのではない

だろうか?

廃業していった者たちはみな自分のそのような努力不足を周りのせいにしているように私に

は見えた。

私はそのような「塾屋の顛末」を数えられないほど見てきたのである。

どんな職業も地道な努力なくしては成り立たない。

そんなことを考えさせてくれたコメントだった。

| とよ爺 | 学習塾 | 10:59 | comments(2) | trackbacks(0) |
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とても難しい問題だと思いますが、塾屋というものは、特に学力面で良い方向へ変われることを目指しているのだと思います。そうすると、その先は、生徒の精神面でも、より良い方向性へと導いていくことになります。それは、押しつけでは当然無いものですが。
様々な塾がそれぞれの信念や方針を持っているでしょう。また、子育てをしている父母の方もそうでしょう。また、生徒も様々です。その接点をどのようにして乗り越えていくのか。柔軟性が問われるのだと思います。
 そしてそのことは、とよ爺先生がくり返しおっしゃっていたことです。

 ただ、大人はそう簡単には変われない。塾講師もそうでしょう。私もそうでしょう。しかし、そこが重要なポイントであり、常に注意を払うべき点だと思います。
| かいけ | 2017/05/09 1:50 AM |
かいけ先生、お久しぶりです。
コメントありがとうございました。

そうですね。私が言いたいのはプロとして、それで生計を立ててい
かなければなりません。
家族もいるわけですから、食べていけないと思ったら、根本を考え
直さなければならないときもあります。
自分の範疇の中で方法論を見つけられれば良いのですが、そういう
人は例外なく柔軟な思考を持っています。
今回の「彼」はそういう柔軟さに欠けていると私は思いました。
| とよ爺 | 2017/05/10 10:42 AM |









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